少子化社会の現状は避けて通ることができません。
少子化社会という言葉は、今の日本を表現する上で聞き慣れたキーワードとなっています。
より正確を期すなら、少子高齢化社会ということになりますね。
もうずいぶん前から、国民の4人に1人の割合で65歳以上の老人大国になる・・・と言い続けてきています。
合計特殊出生率も2人を割り込んで久しいわけです。
国も危機感を持っています。
少子化対策担当大臣という職務もありましたよね。
結婚、出産、育児という一連の流れをスムーズに運ぶために色々とご苦労されているようです。女性が働きながら育児ができる。育児のしやすい環境。女性の社会進出に伴う育児環境の整備が声高に叫ばれています。
育児しやすい社会の実現
分かりやすく言えば、ワークライフバランスを整えるということになるでしょうか。
少子化対策担当大臣の仕事は山積みです。
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ジャーナリストにも様々な分野の方々がいらっしゃいますが、少子化分野にもやはりいらっしゃいました。
「婚活」時代で有名な白河桃子さん。
「しらかわ とうこ」さんとお読みするようです。
慶応義塾大学文学部をご卒業なさった才女です。
「丸の内OLのための少子化講座」を主宰なさっていて、「”キャリモテ”の時代」という本も執筆なさっています。
少子化対策を進めるに当たって、まずはやはりその前の段階にある結婚が問題になります。結婚イコール少子化対策ではありませんが、結婚の問題が解決されれば、少なからず少子化対策に寄与することは間違いなさそうです。
育児の方へ視線を向けるよりも、より根本的な対策であるような気が致します。
昔は”妻問い婚”といって、男性が女性の家へ通うカタチで結婚が成立していました。
結婚と表現するのはおかしいですね、現代の結婚の制度からは考えられない形式でしたから・・・男性は一人の女性の元へ通うだけではなく、多くの女性の元へ通いました。一方の女性の方も、一人の男性の訪問を受け入れるだけではなく、多数の男性の訪問を受け入れていました。
それが当たり前だったのです。
今からは考えられないですよね。
つまり、生まれてくる子供にとっては、自分の母親が誰だかは分かります。しかしながら、父親は誰でもよかったのです。
時代は変わっても、母親と子供の絆だけは不変なんですね。
もちろん、今の結婚制度の中では非常識になるわけですから、あくまでも参考程度にお聞きください。
少子化社会が進むと、徐々に国の勢いが衰えてきます。
今の世の中にあって、結婚は大きなキャスティングボードを握っているように思えます。