万葉集をメロディーにのせて歌うソプラノ歌手。
美しい歌声の持ち主、歌枕直美さんをご存知でしょうか?
株式会社うたまくらのマネージングディレクターをなさっている方から、歌枕直美さんのCD「みやびうた」が贈られてきました。
大正楼の公式ブログの中で、以前に歌枕直美さんのご紹介をさせて頂いたんですが、そのご縁でCDをプレゼントして頂きました。
この場をお借り致しまして、厚くお礼申し上げます。
うま酒三輪の山
「みやびうた」の中には、額田王の歌で有名な”三輪山”という楽曲が入っています。
味酒 三輪の山
あをによし 奈良の山の
山の際に い隠るまで
道の隅 い積もるまでに
つばらにも 見つつ行かむを
しばしばも 見放けむ山を
心なく 雲の 隠さふべしや
三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや
三輪山を語る上では、あまりにも有名な歌です。
シルバーウィーク期間中の9/20(日)の午前11時から、大神神社拝殿に於いて歌枕直美さんの奉納演奏が行われます。
万葉集の原点でもある三輪山。
とても楽しみな音楽イベントですね。
こちらは「風月同天」というタイトルのCD。
キャッチコピーには、”歌い伝える日本の心の物語”と書かれています。
それにしても、天に届くような澄み切った歌声です。
日本の心が感じられます。
活動当初は西洋音楽を歌っておられたそうです。
歌枕さんの旦那様のご実家は鹿児島県にあります。墓参りをされた際、知覧特攻平和会館を初めてお訪ねになられたそうです。
若くして戦死していった男子の遺影と手紙・・・
衝撃を受けた歌枕直美さんは歴史への無知を痛感されたようです。
日本語の歌に興味を持つようになられたのは、その時以来だそうです。
日本語の歌で日本の心を表現したい。
そんな中で万葉集との出会いが演出されていきます。
歌枕直美さんの歌を聴いて、忘れかけていた懐かしい日本の心に触れてみませんか?